中古車ディーラー
中古車の購入先は中古車販売店などがありますが、中古車ディーラーというものも存在します。
中古車ディーラーで購入するメリットとして、品質・情報公開・ネットワーク・アフターーサービス・保証の5つの分野でメリットがあります。
まず、品質ですが、仕入れから整備内容まで一貫したシステムを確立しています。ディーラーの場合、充実した保証を付けて販売をすることが条件なので、仕入れの段階で一定の品質以上のモノに絞られます。これに加えて新車販売拠点からは展示車や試乗車、社用車などとして使われた高年式での走行距離の非常に少ない中古車も入ってきやすい状況です。これも品質の高さを引き上げる要因となっています。
また販売の規模が大きいだけに下取りで入ってくる車を整備するシステムが整っています。とりあえず、展示場に並べておいて、購入者が決まってから整備するのではなく、展示場に並ぶときには一定の整備済みなので、選ぶ側も安心して現在のコンディションを判断することができる状況です。また、最近では、認定中古車として、無条件の部品交換や徹底的な整備点検を施し、より品質向上を目指す試みも注目されています。
そして情報公開は下取り中心の仕入れが中古車の履歴を鮮明にしています。つまり、オークションで中古車を仕入れることが多い、一般販売店に比べ、ディーラーでは、基本的に自社販売した新車の下取りを仕入れの中心としているから、中古車でもその履歴が分かりやすい状況なのです。このため、走行距離が明確なことは当然ですが、さらに過去のメンテナンス状況も整備記録簿以上にきっちり分かってしまうし、時にはどういう使用状況だったのか、どんな人が使っていたのかも分かってしまうこともあります。中古車で大事なのは見た目のコンディションより前オーナーのメンテナンスや使用状況といわれているので、この店ではディーラー販売店は非常に有利といえるでしょう。また、これに加えて諸費用も細かく書き込んだ見積書も規定に則ったものが用意されています。保証や整備の内容も口約束ではなく文書で確認することができるから比べて選ぶときも安心です。
次にネットワークは購入から売却まで全国ネットでフォローすることができます。エリアごとに複数の店舗を抱えるディーラーの場合、在庫状況をオンラインで把握することは以前から行われていましたが、最近ではこれをユーザー向けに使いやすくし、画像も充実させたシステムが普及しています。つまり一つの店舗に行って、店内にある端末を駆使し、そのディーラーの最新の全在庫状況を画像でチェックでき他店の在庫で見つかった場合、そのまま店まで連れて行ってくれたり、有料で自宅近くの店まで中古車を運んでくれることもあります。中古車選びの負担が減らせるだけでなく、今後長くつき合うことを考えれば、自宅近くで買えることは大きなメリットとなるでしょう。そして購入後は、さらにネットワークのメリットが拡大します。なんといっても頼りになるのは、ディーラーならではの全国ネットワーク保証です。万が一、旅先でトラブルにあっても、全国にある同じメーカーの取扱い店を見つけて持ち込めば修理してもらうことができます。購入した販売店へ連絡する必要もありません。最近では一般の中古車販売店でも保証に力を入れていますが、このように全国共通のネットワーク保証を受けられるのはディーラーならではの特徴だ。このほか、購入後に引っ越した場合も、新居の近くのディーラーに行けば大丈夫なのです。過去の整備状況を引き継いでメンテナンスしてくれるし、保証も無条件で継続されることになります。
アフターサービスは専門メカニックの手で迅速にトラブルの対応をすることができます。アフターサービスの充実はまさにディーラーの独壇場となっています。自社ブランドだから、整備のための専用工具や、コンピュータを駆使した高価なトラブルシューティングシステムまで揃っています。さらに、そのメーカーの車を長年専門に扱って車種ごとのクセやウイークポイントも知り尽くしたメカニックが携わるのだから、これ以上のバックアップ態勢はないでしょう。販売会社自体の規模が一般の中古車販売店より大きく、サービススタッフが販売スタッフと別に独立して動いていることも、万が一のトラブルへの対応をスムーズにしてくれるし、外部に修理を発注しない分、コスト面でもメリットは大きいと思います。最近ではディーラーでも系列以外の他メーカーの中古車を多く扱うようになってきましたが、この場合でも同じ整備レベルを確保するため、他社ディーラーとのコミュニケーションを図っている店が増えてきました。また購入後に全くノントラブルで使用できればそれに越したことはないが、定期点検でも、最新の整備情報が反映されることで、予防整備の効果が期待できるというのもディーラーの魅力となっています。最近のディーラーでは自社客の維持を意識して、ユーザーへの情報提供が活発になっているから、点検のタイミングを逃すことがないし、次回の買替えに向けたフェアなどの情報も得ることができるのです。少し前までは、ドレスアップやチューニングなどを考えるユーザーにとって、ディーラーでの整備はあきらめざるを得ませんでしたが、現在では大きく変わってきました。実際、ローダウンや大径ホイールの装着程度なら問題なくそのまま点検整備に対応してくれるようになっています。それだけでなく、メーカー自身が純正レベルの品質をもつドレスアップパーツを関連会社から販売し始めたこともあり、ディーラーでもドレスアップの相談に応じるのが当然のようになってきています。
最後に保証になりますが、有料による保証延長でさらに安心を得ることができます。中古車業界では保証の充実がトレンドになってきています。かつてディーラーならではの魅力だった保証付き販売は、もはや当然のものといっても過言ではありません。前に書いた保証のネットワークによるメリットに加え、今やディーラーの保証はタイヤやブレーキパッドなどの消耗品や油脂類を除いたすべてのパーツを1年間走行無制限が常識になっています。エンジンやミッションなどの駆動系のパーツやエアコン、ナビゲーションなどの電装系のパーツまで保証の対象となります。
もともとディーラーでは中古車の品質が高く、その点保証が付けやすいのです。つまり、保証は品質への自信の表れだといえるでしょう。整備体制の充実度も考えれば、同じ保証付きでも大きな差があると思います。ただし、違法改造車など一部のクルマは保証の対象外となることがあります。また中古車の購入と同時に有料で付けられる延長保証が登場しています。これまでは、保証修理がディーラーの予算内で行われる以上、その内容には限度がありました。そこで考えられたのが保険会社との提携による保険商品としての延長保証です。年式や車種により延長保証の金額は異なるけれど、以前は考えられなかった長期間の広い保証が得られるようになりました。現場のメカニックにとっても、保険を使って修理に取り組めるのでパーツの調達も早くなり、ユーザーのもとへ一日も早くクルマを戻すことができるようになりました。
上記のように中古車ディーラーのメリットと特徴をまとめてみました。購入者も車を安心して購入できる点では非常に良いと思います。